webデザイナーの主な働き方、下記の5つについてまとめてみました。
- web制作会社で働く
- 企業で働く(インハウスデザイナー)
- 派遣で働く
- フリーランス
- 副業
webデザイナーは、PCとweb制作のためのソフト、ネット環境さえあればどこでも仕事をすることができます。
なので、働き方も色々。
自分のライフスタイルや求める条件に合わせて働き方を選ぶことができるのが魅力です。
この記事では、
- webデザイナーの働き方の種類
- それぞれのメリット・デメリット
- どんな人におすすめの働き方か
についてを自分の経験をもとに書きましたので、よかったら読んでみてください。
働く会社などによって変わってくるので、だいたいこんな感じなのかというイメージとして読んでもらえたらと思います。
筆者について
- web・DTPのスクールに通学中に広告会社でwebデザイナーとしてアルバイト
- 広告会社を半年で退職してweb制作会社に転職
- web制作会社でwebデザイナーとして3年働き退職
- フリーランスでwebデザインとwebライティング←現在
① web制作会社で働く
web制作会社は、企業や個人事業主などから依頼を受けてwebサイトを専門に作る会社。
webデザイナー以外には、ディレクター、コーダーなどweb関連のプロが働いています。
会社にもよりますが、さまざまな業種やテイストのデザインができたり、次から次に案件があったりするのでたくさんの実務経験を積むことができます。
また、他のデザイナーやディレクター、コーダーとの関わりも多いため、それぞれの持っている知識に触れることができてスキルアップにもつながります。
実際に私もまだ経験が浅い時に転職しましたが、先輩に色々と教えてもらいながら、たくさんの案件に関わってかなり成長できたと思います。
メリット
- 色々な業種の案件に携わることができる
- 基本的に案件数が多く、十分に実務経験を積むことができる
- ディレクター・コーダーなど他のweb制作の業務に触れることができ、スキルアップにつながる
- 未経験・経験が浅くても先輩デザイナーがいる場合には色々と相談できる
デメリット
- 会社によっては残業が多い
こんな人におすすめ
- 色々な業界・テイストのデザインをしたい
- webデザインだけでなく、web制作全体についての知識を身につけたい
- はじめてweb業界で働く
制作会社って残業が多いイメージなんだけど、実際どうなの?
私が働いていたところは、残業してくれたら助かるけど無理にしなくてもいいっていう雰囲気の会社だったよ!個人の希望に合わせてくれる感じ。
ただ、やっぱり日付が変るまで残業があるっていう制作会社の人にも会ったことがある。
でも今はそうゆうのどんどん厳しくなってるから減ってきてはいる気がするよ。
そうなんだ。
制作会社でもそんなに残業しなくていいところもあるんだね!
そうそう。
残業についての考え方は、会社によって全然違うから気になる会社があったら口コミサイトとかで調べてみるといいかも。
② 企業で働く(インハウスデザイナー)
企業の中には、デザインを担当する部署があるところがあります。
そこで働くのがインハウスデザイナー。
自社ブランド(商品やサービス)を紹介するためのwebサイトやバナー、パッケージやパンフレットなどの印刷物を作ることがインハウスデザイナーの仕事です。
インハウスデザイナーは、1つのブランドに長期的に深く関わるため、ブランドの企画からリリース、マーケティングまで幅広い業務の経験を積める可能性が。
また、制作会社で働くwebデザイナーと比べると、制作物の成果やユーザーの反応を直接確認する機会が多いです。
それがプレッシャーにもなることもありますが、結果を見て改善を繰り返すことがスキルアップにつながります。
実は、webデザイナーになる前に化粧品メーカーで印刷物のディレクションやライティングをやっていました。
当時は、自分が担当したパンフレットからの注文数をドキドキしながら確認したものです。
一緒に仕事をしていたデザイナーさんも同じ気持ちだったのかな。
今は制作物の成果をそんなにダイレクトに確認することがないので、良い経験だったかなと思っています。
メリット
- 1つのブランドを長期的に育てていける
- webだけでなく、ブランドの立ち上げや印刷物のデザイン、マーケティングに関わることができる
- 制作物の成果を確認しやすい
- デザイン関連の部署を持つ会社は、体制が整っている会社が多く福利厚生や給料、働く環境が安定していることが期待できる
デメリット
- デザインのテイストや関わる商品・サービスが限られる
- 多くの業務に関わることがあり、webデザインだけに集中するのは難しい
こんな人におすすめ
- 好きな商品、サービスがあり、それに関係するデザインの知識を深めたい
- webデザインだけでなく、印刷物のデザインにも興味がある
- デザイン以外の業務も経験したい
③ 派遣で働く
上にあげたweb制作会社や企業のデザイン関連の部署などで、派遣会社を通して就労します。
即戦力を求められることが多いため、ある程度実務経験がある方が派遣先が決まりやすい印象です。
未経験OKの場合もありますが、未経験だと良い派遣先に恵まれないという声を目にすることもあります。
また、契約期間は、派遣先によって異なり、1ヶ月未満〜長期までさまざま。
契約満了後に正社員として企業から直接雇用されることもあります。
会社によってweb制作の細かな流れやルール、webデザイナーが担当する業務の幅が違うため、色々な会社で勤務することは、経験としてその後の役に立ちそうです。
また、派遣会社の福利厚生を受けられたり、給与の面でも派遣期間中は安定していたりしますが、契約期間が終了後にすぐに新しい派遣先が決まるかどうか分からないことろは不安材料です。
ただ一方で、契約が終了後自分次第で働かない期間を設けることもできる自由さも◎。
メリット
- 派遣先が決まれば色々な会社で働ける
- 派遣会社の福利厚生を受けられる
- 契約期間が終了したら、休憩期間をとることもできる
- 契約期間中の収入は安定する
デメリット
- 契約終了後、次の派遣先がすぐに決まるとは限らない
- 未経験の場合は、良い派遣先が見つかりにくい
こんな人におすすめ
- 色々な会社で働いてみたい
- ある程度実務
- 1つの会社に縛られたくない
- しばらく働いたら、ある程度休憩期間が欲しい
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④ フリーランス
会社に所属せずに、自分でクライアントから仕事を請け負い直接仕事をします。
未経験からそのままフリーランスになる人もいますが、ヒアリングからデザイン、コーディングまでwebデザインの工程を一手に1人で請け負うこともあるため、ある程度どこかの会社などで経験を積んでから独立してフリーランスになる人が多いと言われています。
フリーランスになると好きな場所、好きな時間に仕事ができる一方で、プライベートと仕事の時間の区別が難しい面もあります。
時間の使い方に気をつけたいなーと思いつつ、デザインに夢中になって家事をサボること、結構あります。。。
また、収入も安定しにくかったり、確定申告などを自分でやったりといったデメリットもあります。
継続的に仕事を任せてくれるクライアントが見つかると収入面では少し安心感があります。
メリット
- 好きな場所・好きな時間に働ける
- 自分次第で収入が増える
デメリット
- 収入が安定しにくい
- トラブルがあった時も全部自分で対応する必要がある
- PCやデザインソフトなどの環境を自分で準備する
こんな人におすすめ
- 自由に働きたい
- ある程度webデザインについての実務経験やスキルがある
- 子育て中や家事など、仕事よりも優先したいことがある
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⑤ 副業
本業では会社員や派遣社員として働きつつ、副業としてwebデザイナーをやっている人もいますし、家事や育児の合間にwebデザイナーをやっている人もいます。
副業でwebデザインを行う場合には、作業時間があまり確保できないことから、ボリュームの多い本格的なサイトよりもバナーやSNSのヘッダーなど比較的ボリュームの少ないもののデザインをするのが向いています。
仕事を受注する方法は、SNSやホームページから直接依頼を受ける方法や、仕事をお願いしたい側と受けたい側をマッチングするサービスを利用する方法の2つ。
アプリで手軽にwebデザインのスキルを販売できる
たくさんの収入を得るのはなかなか難しいですが、毎月の収入にプラス数万円増えるだけでもちょっと余裕ができて嬉しいですね。
メリット
- 本業や育児の合間に働ける
- 働いた分だけ生活に余裕ができる
デメリット
- 本業が副業禁止の場合はできない
こんな人におすすめ
- 本業で生活費を確保しつつ、別の収入源も持っておきたい
- 隙間時間を有効活用したい
まとめ
一口にwebデザイナーと言っても働き方も仕事内容も色々。
最近はリモートワークが浸透していて、制作会社や企業に勤務していても在宅ワークが可能な会社もあってもっと働き方が多様になってきています。
これだけあるとどんな働き方をしようか迷ってしまいますが、個人的には、
- 自宅で働きたい
- 経験を積みたい
- 色々なテイスト・業種のデザインをしてみたい
- 安定した収入が欲しい
- 仕事や家事の合間に働きたい
などの目的に合わせてその時の自分にとって一番無理のない方法で仕事と関わるのが良いのではないかと思っています。
みなさんはどんな風に仕事をしていきたいですか?
この記事が読んでくださった方の働き方選びの参考になれば嬉しいです。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。