
Webデザイナーになるには、スクールと独学どっちがいいんだろう?
未経験からWebデザイナーになりたいと思った時、まずはじめに必要なのがスキルを学ぶこと。
そのスキルをスクールで学ぶか独学で学ぶかは、Webデザイナーを目指すたくさんの人が悩むポイントです。
この記事では、
- Webデザイナーに必要なスキルは?
- 自分に合う勉強方法はスクール?独学?
- 独学とスクールのメリット・デメリットは?
- なかなか決められない時はどうしたらいい?
こんな疑問に役立つ情報を自分の経験をもとにまとめました。
誰でもみんな最初は未経験です。
スキルを学べばきちんとWebデザイナーになれるので、ぜひ参考にしてみてくださいね。



ちなみに筆者は、はじめは独学(←挫折)、その後スクールに3ヶ月通ってWebデザイナーになりました。今年でWebデザイナー歴8年目です。
【事前準備】Webデザイナーに必要な知識
デザイン系の知識
- デザイン(レイアウト・配色・タイポグラフィーなど)の基礎
- Photoshop/Illustrator(デザイン制作ツール)の基礎
- XDまたはfigma(UI/UXをデザインするツール)の基礎
コーディング系の知識
- HTML・CSS・JavaScript(コーディング)の基礎
- Webについて(ドメイン・サーバーなど)の基礎
Webデザイナーになるためには、最低限上記5つの知識が必要です。
XD/figmaは必須項目と言われないこともありますが、最近は多くのWebデザイナーが使っているUI/UXデザインのためのツール。



Adobe XDやFigmaは、私がスクールに通っていた8年前はまだありませんでした。
なのでWebデザイナーになってから独学で勉強しましたよ。
実際に実務で使ってみるとこれがすごく便利。
今ではPhotoshopよりも使用頻度が高いです。
実際にWebデザイナーの求人を見てみると、XDやfigmaのスキルも求められることが結構あります。
UI/UX(ユーザーが使いやすい見た目や体験)は、これからのWebデザインに欠かせない要素。
学習段階からXDかfigmaにも触れておきたいところです。



意外と勉強することが多くてほんとに全部覚えられるか不安だな。。。
Web制作の全体像を理解するために、1〜5を一通り学んだ方がいいのは事実ですが、すべてを完璧に理解しなければいけないわけではありません。
webデザイナーの中には
- デザインをメインでやっている人
- コーディングをメインでやっている人
- 両方やっている人
の3タイプの人がいます。
両方できるに越したことはありませんが、デザインもコーディングもとても奥の深い世界。
両方やってみて得意な方を伸ばしていけば十分に仕事にすることができます。



私はデザインメインでやっていて、コーディングは実務で2、3件くらいしかやったことがないです。
そしていつも一緒に仕事をしているコーダーさんはデザインはやっていません。
制作会社では、デザインとコーディングを分担して別の人がやってることも多いです。
また、経験上、基礎以上のスキルは、たくさんの実務をこなすことでしか身につかないと筆者は思っています。



基本的なことを覚えたら、転職活動や案件獲得にシフトしていくのがおすすめですよ。
私自身もスクール在学中にWeb制作のアルバイトをはじめて少しずつ実務経験を積みました。
今はクラウドワークスなどで案件にチャレンジしてもいいと思います。
【スクール・独学】Webデザイナーになるにはどっちがおすすめ?
【副業から始めるなら】独学がおすすめ
本業を別にやりつつ、副業としてWebデザインをしている人をSNSでよく見かけます。
その仕事内容は大きく分けると2つ。
- Webサイトの設計からコーディングまでを一貫して行う
- バナーやECサイトの画像制作、ホームページの修正などスポットで制作する
2の「バナーやECサイトの画像制作、ホームページの修正などスポットで制作する」を目指すなら、独学からはじめてみるのもおすすめです。
というのも、Webサイト丸ごとではなく、スポットで制作に関わるのならば最低限必要なスキルも少なくなります。
例えば、
- バナーやサムネイルなどの画像制作
→デザイン系の知識(Photoshop・Illustrator) - ホームページの修正など
→コーディング系のスキル(HTML・CSS・JavaScript)
など。
また、これまで趣味でホームページを作っていたり、Photoshopで写真を加工したことがあったりと少しでもデザインに触れたことのある人も独学からはじめてみるのがおすすめです。
独学でWebデザインを学ぶメリット・デメリット
独学のメリットは好きな時間にコストを最小限にして、学べること。
デメリットは、PCやデザインツールを自分で用意したり、何を学ぶかを自分で調べたり、つまづきを自分で解決しなければならない点です。
独学のメリット
- 自由な時間に学習できる
- 自分のペースで進めていける
- コストを抑えられる
独学のデメリット
- 何をどう勉強していいか自分で調べる必要がある
- PCやデザインソフトなどの学習環境を自分で整える必要がある
- つまづいた時に相談できる人がいない



独学する場合は、何か目安になるものがあるといいですよ。
次の項目で無料で利用できるサービスとおすすめの本を紹介していますので、チェックしてみてください。
Webデザインの独学おすすめツール
なるほどデザイン
「デザインとはこういうことなのか」というのが分かる本。
レイアウト・配色・タイポグラフィーについて、全て実例つきで紹介されています。



今でもたまにパラパラと読み返していて、手元に置いておきたい本です。
chot.design


Photoshopだけでなく、IllustratorやXDの基礎、デザイン、HTML/CSSなどWebデザインをまんべんなく学べるサイト。
以前は有料部分もあったのですが、今は嬉しいことにすべて無料です。
また、Adobeには7日間無料の体験版あるので、無料期間を利用してchot.designを試してみるのがおすすめですよ。
【本業にしたいなら】スクールがおすすめ
記事の最初にもいいましたが、一人前のWebデザイナーになるには、基礎を学ぶ以上に実務を経験することが重要です。
そのため、本業でWebデザイナーをやっていきたい人は、スクールでサクッと基礎を学んで早く案件に挑戦するのがおすすめ。
スクールでは、カリキュラムやPC・Adobeソフト貸出(一部オンラインスクール除く)など、学習に必要なものが最初から準備されています。
学習以外のことを調べたり、自分で用意する手間がありません。



未経験から独学でWebデザイナーを目指すには、(何を学べばいいのか、何を用意する必要があるのかなど)必要事項を調べることにかなりの時間を必要とします。
その大変さは、この段階で挫折してしまう人がいるほど。
せっかく新たな一歩を踏み出そうとしているのに、事前準備でやめてしまうのはもったいないですよね。
また、スクールでは、つまづきを相談する機会があったり同じ時期に学んでいる仲間と出会えたりと挫折しにくい環境が整っています。
そして、学んだ先の仕事についてもサポートしてくれる場合がほとんど。
課題に真剣に取り組みさえすれば、Webデザイナーになりやすい環境が整っているのがスクールです。
スクールでWebデザインを学ぶメリット・デメリット
いくらスクールがいいとはいえ、費用が15〜50万。
なかなか勇気がいる金額です。
それでも受講者が後を絶たないのは、それなりのメリットがあるから。
金額的なデメリットをクリアできるなら、Webデザイナーになる一番の早道はスクールで基礎→実務に挑戦です。
スクールのメリット
- 効率的にスキルが習得できる
- つまづいたらすぐに相談できる環境がある
- 仲間やメンターなどがいてモチベーションを保ちやすい
- 転職サポートを受けられるスクールも
- PC・グラフィックソフトなど、学習に必要なものを貸してもらえる(一部スクール)
スクールのデメリット
- 受講料が高い
- 受講時間を確保する必要がある
Webデザイナーおすすめのスクール3つを厳選
筆者が8年前Webデザインを勉強したスクールは良かったのですが、現在はなくなっていました。
なので、今の自分だったら説明会を受けるだろうなというスクールを調べました。
具体的に選んだ基準は、
- 実務経験がきちんとある講師がいる
- UI/UXのツールの使い方も学べる(XDまたはFigma)
- 相談できる環境がある
- 転職・仕事のサポートがある
- いい口コミが多い
カリキュラムにPhotoshopとIllustratorの演習だけしか含まれていないところも結構あるので、今回はXDかFigmaの使い方も学べるスクールを3つ選びました。
未経験におすすめスクール
この2つのスクールは、別の記事で詳しく書いているので、ここでは簡単に紹介します。
デジタルハリウッド STUDIO by LIG


ポイント
- Web制作会社が運営するスクール
- 現役デザイナーによる動画指導と個別指導
- 制作会社ならではの実践的なカリキュラム
- メンターによる転職サポート
- 通学・オンライン・ハイブリットを選べる
Web制作会社のLIGとクリエイター養成スクールのデジタルハリウッドが提携して運営するスクール。



LIGのブログは、クリエイターだったら誰でも一度は見たことがあるはず。
筆者もWeb制作について調べものをしていて、開いた記事がLIGだったということがよくあります。
デジタルハリウッド STUDIO by LIGの特徴は、LIGで働く現役のWebデザイナーの実践的な講義を受けられること。
LIGの実務にチャレンジする機会もあります。
【個別説明会】デジタルハリウッド STUDIO by LIG
クリエイターズファクトリー


ポイント
- 学習・転職・副業サポートが無期限
- 他のスクールに比べてコスパが良い
- 実践重視のカリキュラムが豊富
- 受講生の制作物がハイレベル
- 動画教材の視聴ではなく、LIVE授業
- 通学・オンラインを選べる
「卒業がないWebデザインスクール」
というキャッチコピーの通り、無期限で学習・転職・副業のサポートを行なっているのが特徴。
スクールを出てすぐに、実践でバリバリとやっていけるかというと、正直どのスクールに行っても難しいです。



いざ仕事をしてみて行き詰まったとき、相談できる場所があるのは心強いですね。
また、受講生の制作実績を見ると、素敵な作品がずらり。ぜひ一度見てみてください。



6ヶ月の学習の先にこんなに本格的なサイトが作れるようになるのかと思うと、モチベーションが上がりますね。
SHElikes(女性限定)


ポイント
- 現役デザイナーが講師の動画を視聴できる
- 月額制でコストを抑えることも可能
- コミュニティーが活発で仲間が出来やすい
- 月1のコーチングで不安を相談できる
- 通学・オンライン・ハイブリットを選べる
全32種類のコースが月額制(12,334円〜)で学び放題。
Webの基礎からプログラミング、UI/UXなど自分の興味に合わせて学ぶコースを選べます。
また、Web制作だけなく、動画編集やライティング、フリーランスについてなど今の仕事のトレンドに合わせたコースが提供されています。
Web以外にも迷っている分野がある場合には、月額制の中で学べるチャンスがあるのが嬉しい特徴です。
独学かスクールかなかなか選べない時は
スクールの無料体験(カウンセリング)に参加しよう
完全未経験の場合は全てが未知のこと。
独学がいいのかスクールがいいのか、どの学習方法が自分に合うのか一人で考えているだけでは、行き詰まってしまうものです。
ひと通り調べたら、次のステップに進みましょう。
独学にするにしてもスクールにするにしても、判断材料として色々なスクールの無料体験やカウンセリングを受けてみるのがおすすめです。
何か次に進むきっかけになるかもしれません。



人と話したり、実際に体験したりすると自分の考えが整理できることってありますよね。
筆者もいくつか無料説明会や体験会に参加して、Webデザイナーってこんな感じなのかと、イメージと今後やるべきことがまとまりましたよ。
この記事で紹介したサービス・スクール
独学のサポートに
説明会・無料体験を受けてみるなら



最後までご覧いただきありがとうございました。
Webデザインが理想の働き方を見つけるきっかけになることを願っています。





