先日iPhoneⅩを落として車に踏まれ、表の画面と背面のガラスが粉々になりました。
4年以上使っていたので、この機会に新しいiPhoneに変えようと思ったのですが、iCloudの無料プラン(5GB)のストレージがいっぱいになってからアップグレードしていなかったので、半年分くらいのバックアップが取れていませんでした。
バックアップを取って新しいiPhoneでデータを復元させたかったのですが、画面が操作できないことでiCloudをアップグレードして手動でバックアップをとることもPCに繋いでバックアップを取ることもできず。。。
結局Appleではなく街の修理店で画面を直してデータのバックアップを取ってから、新しいiPhoneへデータを移行しました。
この記事では、修理するまでに調べた
- Appleで修理するメリット・デメリット
- 非正規修理店で修理するメリット・デメリット
- 修理代について
などを書いていきます。
画面修理をしないとバックアップできないの?
画面が割れていても、画面が表示されていてタッチ操作ができれば、通常通りiCloudやiTunes、Macなどでバックアップをとれる可能性があります。
ただ、下記のようなときは画面が割れたままバックアップをとることは難しいです。
- 画面を操作できない
- 画面が映らない
この状態でバックアップを取ろうとしても、当然ながらiCloudのバックアップを作成する画面を開くことができません。
また、ケーブルでPCに繋いでもiPhoneの端末に表示されているであろう「このコンピュータを信頼しますか?」という質問に対し、「信頼する」を押すことができないので、PCのiTunesなどでバックアップをとることも不可能な状態です。
iCloudで自動バックアップの設定がONになっていたり、こまめにiTunesなどPCにバックアップを取っている人は、最後のバックアップ時点の情報までは、復元できる可能性があります。
少しの時間分の情報が失われてもそれで十分な場合には画面修理までは必要ないかもしれません。
上にも書きましたが、筆者はiCloudのストレージがいっぱいで自動バックアップができていなかったので、画面修理をすることにしました。
iphoneの画面割れを修理する方法
Appleで修理する
画面修理といって1番初めに調べたのがApple storeでの修理についてでした。
デメリットもありますが、やはり1番安心なのはAppleでの修理です。
Appleで修理する方法は4つあります。
- Appleリペアセンターへの配送
- Apple storeへの持ち込み
- Apple正規サービスプロバイダへの持ち込み
- au、docomo、SoftBankなどのキャリアへの持ち込み(一部店舗のみ対応可能の場合が多い)
①はAppleのサイトからの申し込み、②はAppleのサイトまたは電話での予約や問い合わせ後の持ち込み、③、④は直接店舗への申し込みができます。
Apple Storeは知っていましたが、正規サービスプロバイダというのがあることをはじめて知りました。即日修理を受け付けている店舗も比較的多くありました。
Appleの正規サービスプロバイダはカメラのキタムラ、ビックカメラ、クイックガレージ などがあります。
この3つのホームページを見てみると、下記の記載があります。
Apple のトレーニングを受けた技術者が、Apple純正部品のみを使用して修理を行います。
お客様のあらゆるAppleデバイスを安心してお任せいただけます。
引用元:カメラのキタムラ
Apple Storeは店舗数が少ないですが、正規サービスプロバイダは全国にあって利用しやすいのが◎。
また、Apple Store同じように、店舗数が限られますが、au、docomoなどのキャリアでも正規の修理ができる店舗があります。
「Appleで修理する」修理代
- Appleリペアセンターへの配送
- Apple storeへの持ち込み
- Apple正規サービスプロバイダへの持ち込み
- au、docomo、SoftBankなどのキャリアへの持ち込み(一部店舗のみ対応可能の場合が多い)
修理代は、①〜③すべて同じ。正規の修理費がかかります。
④のキャリアでの修理は、各HPを調べてみたのですが、画面修理の料金表が見当たらなかったのでこの記事には記載していません。
キャリアによっては独自の補償サービスを行なっているところもあるようです。
AppleCare・Apple carepur +に入っている場合とそうでない場合の修理費用は下記の通りです。(2022.2月時点)
AppleCare・AppleCare +に入っている場合
モデル | 画面修理費用 |
---|---|
対象となる全モデル | 3,700 円 |
AppleCare・AppleCare +に入っていない場合
モデル | 画面修理費用 |
---|---|
iPhone 13 Pro Max | 42,680 円 |
iPhone 13 Pro | 36,680 円 |
iPhone 13 | 36,680 円 |
iPhone 13 mini | 30,080 円 |
iPhone 12 Max | 42,680 円 |
iPhone 12 Pro | 36,680 円 |
iPhone 12 | 36,680 円 |
iPhone 12 mini | 30,080 円 |
iPhone 11 Pro Max | 42,680 円 |
Phone 11 Pro | 36,680 円 |
iPhone 11 | 23,980 円 |
iPhone XS Max | 42,680 円 |
iPhone XS | 36,680 円 |
iPhone XR | 23,980 円 |
iPhone 8 Plus | 20,240 円 |
iPhone 8 | 18,040 円 |
iPhone 7 Plus | 20,240 円 |
iPhone 7 | 18,040 円 |
iPhone 6s Plus | 20,240 円 |
iPhone 6s | 18,040 円 |
iPhone SE (第 2 世代) | 15,950 円 |
iPhone SE | 15,950 円 |
iPhone 5s | 15,950 円 |
「Appleで修理する」メリット・デメリット
- メリット
-
- 正規の安心感
- 修理後、Apple・各キャリアの下取りや再修理に出せる可能性がある
- デメリット
-
- 価格が高い
- Appleリペアセンターでの配送修理は完了まで5〜7営業日かかる
- 基本的に初期化しなくてはいけない
- 本体交換になる可能性もある
- 一度修理に出すとキャンセルできない
メリットとして考えられるのは、純正のパーツを使用して修理ができること。
正規のパーツを使用しないとAppleやキャリアでは下取りをしてもらえないようです。
また、一度純正以外のパーツをつけたiPhoneは再修理が必要になった時に、Appleや正規サービスプロバイダでは基本的に修理をしてもらうことができません。
修理後も使っていこうと考えている場合には、正規店で修理してもらった方が安心感があります。
デメリットとして考えられるのは、価格が高いこと。
AppleCare・AppleCare+に入っていれば正規店で修理する方が価格が安くなる可能性がありますが、入ってない場合には高額になります。
もう一つデメリットはAppleリペアセンターへの配送ではデータを残して修理することは難しいこと。
Appleでの配送修理では初期化してから配送します。
そして一度修理に出すとキャンセルができないのが少し不安です。
Apple Storeや正規サービスプロバイダではデータを残したまま画面を交換できる可能性があるようなのですが、画面以外の不具合などで本体交換が必要になることもあり、そうなると中身のデータを残したままにすることは難しいようです。
本体交換になった場合、修理代ではなく本体代を支払わなくてはならなくなります。
本体などの状態にもよると思うので、検討中の方は修理を申し込む前に一度Apple Storeや正規サービスプロバイダに直接問い合わせると◎。
Apple以外の非正規修理店で直す
筆者は、もう画面が割れたiPhoneは使わずに新しいiPhoneにデータを移行したいと考えていたので、データのバックアップのためだけにダメもとで非正規店で画面を修理してみることにしました。
結果、15分くらいで正規店より安く修理してもらうことができました。
ただ、デメリットもあるので非正規店を利用する場合には、しっかり調べて慎重にお店選びをした方が良さそうです。
「Apple以外の修理店で直す」おもなメリット・デメリット
- メリット
-
- 最短15分くらいから修理が可能
- 価格が安い
- 初期化しなくてもOKな場合がある
- デメリット
-
- 修理後にAppleやキャリアでの下取りや再修理ができないと言われている
- 修理後にどんな不具合が出るかは予想できない
- 店舗によってはパーツや技術の質が低い
- 正規以外で修理した携帯電話を使用することで違法になることがある
非正規の修理店を利用するメリットは、安い・早い・データを残せる場合が多くあること。
しかし、修理後に正規の修理や下取りサービスなどを受けられなくなることがデメリットです。
また、修理の技術やパーツの質にはバラつきがあり思うように直らない可能性もあります。
さらに調べていて驚いたのは、正規以外で修理したものを使用することが「電波法」などの違反になる可能性があるとのこと。
総務省登録修理業者に登録している店舗ならば、適法に修理してもらえるそうです。
登録修理業者とは?
登録修理業者は、修理の手順等が電波法に規定される登録の基準に適合しているとして総務大臣が登録した修理業者であり、登録番号(R及び6桁の数字)が付されています。また、修理を行うスマートフォンや修理の手順等は、機種ごとに登録されます。
引用元:総務省「登録修理業者制度」
「Apple以外の修理店で直す」修理代
5,000円くらい〜iPhoneのモデルが新しくなるにつれて価格が高くなっていきます。
私が利用した店舗ではiPhoneXを1万円くらいで修理できました。
1番安いグレードのものです。
画面を修理してもバックアップできないことも
ここでは、修理店でお店の方に言われたことを書いていきます。
画面が表示できなくなるくらい衝撃を受けているので、たとえ画面が直ってもその他の不具合でデータをバックアップすることができない可能性があることは覚悟しておく必要があるそう。
また、ゴーストタッチといって画面を触っていないのに勝手に画面が反応してしまいパスワードを何度も間違えたことになっていて「このiphoneは使用できません」となると直してもデータを端末から取り出すことはできないそうです。
【まとめ】普段からバックアップを取ろう!
当たり前ですが、今回のことでバックアップはめんどくさがらずに普段からとっておくことが大切だと実感しました。
データはほぼあきらめていて直ったらラッキーくらいの気持ちで街の修理店を利用しましたが運良く画面修理をしたらデータをPCに移すことができました。
そして新しいiphone13Proをその時お得だった楽天モバイルで購入してデータ移行も無事に完了。
iCloudもアップグレードさせました。
きちんと普段からバックアップしていたら、色々調べたり店舗にいったりとハラハラすることもなかったかと思うとバックアップを軽く考えていたことが悔やまれます。
調べてみるとクラウドだけでなくローカルでもバックアップを取っている人もいるようなので、↓のような便利アイテムの購入も検討中です。
最後までご覧いただきありがとうございました!