ホームベーカリーを1年使って感じたメリット・デメリットと選び方のポイント

こんにちは。2歳児と0歳児を子育て中のさなです。

ホームベーカリーを購入して1年以上が経ちました。使用頻度は夫婦と2歳の子供が毎日食べる分で2日に1回ほど。

ホームベーカリーで作ったパンは美味しくて毎日の朝食がとても楽しみになりました。

また、夜寝る前にセットしておくと朝出来立てのパンを食べることができます。

筆者

朝起きてパンの香りが広がっているとほっこり幸せな気持ちになります。

1年間使ってみて全体的には購入してよかったですが、気になるところもありました。

この記事では、ホームベーカリーを買った経緯や実際に約1年間使ってみて感じたメリット・デメリットなどを書いていきます。

ホームベーカリーが気になっている方のお役に立てたら嬉しいです。

この記事はこんな人にオススメ
  • ホームベーカリーを検討中の人
  • ホームベーカリーの実際の使い心地を知りたい人
  • パンの安全性が気になる人
Contents

ホームベーカリーを購入した理由

我が家は子供がパンが好き食べ散らかしても掃除がラクなので朝食はパン派です。

毎日食べるものなので、だんだんと市販のパンの添加物が気になりはじめました。

子供が産まれてから食品の安全が気になるようになって、原材料で見慣れないものはネットで調べたりしています。

添加物をすべて除いた生活は難しいので、できる範囲でゆるく気をつかっています。

食パンの添加物もいつもの通りなんとなく調べてみました。

その結果、

筆者

ねぇねぇ、市販のパンは安全なのかそうじゃないのかネットで調べても難しくてよく分からないね。

ほんとだー。色々書いてあるけど結局どうしたらいいんだろう。

筆者

パンのレシピ見たら添加物を入れなくても普通に作れそう。

ホームベーカリーを買うのはどうかな?

いいね!どんなのがあるか調べてみるよ。

こんな流れで家電が好きな夫と一緒にホームベーカリーを選んで購入することになりました。

市販のパンの添加物問題

安全性について議論されることが多いのは「イーストフード」「乳化剤」「マーガリン」「ショートニング」「ファッドスプレッド」「輸入小麦」のポストハーベストなど。

最近では上記のような添加物不使用のパンも販売されていますが、山崎製パンのホームページ上で気になる情報を見つけました。

「イーストフード、乳化剤不使用」等の強調表示のある食パンや菓子パンは、イーストフードや乳化剤と同質、あるいは同一の機能を有する代替物質を使用して製造された食パンや菓子パンであり、添加物表示義務は回避できますが、実際はイーストフードや乳化剤を使用して製造された食パンや菓子パンと何ら差のあるものではありません。

出典:山崎製パン| イーストフード、乳化剤不使用」等の強調表示について

上の引用を簡単に説明すると「イーストフード」「乳化剤」不使用としている他社メーカーでも同じような働きで表示義務のない代替成分を使用している可能性があるとのこと。

こうなってくると市販のパンの安全性については何が良くて何が悪いのか素人の私では判断ができません。

でも添加物の良くない情報は気になるし、自分で作りたいと思うようになりました。

小麦畑のイメージ
ポストハーベストとは?

英訳すると“Post-Harvest Treatment”

収穫した後の農作物に農薬などを散布すること。

保管時や輸送時に害虫などで農作物が傷まないようにするために行われ、残留農薬を心配する声もあります。

日本では禁止されているので、国産のものを選ぶとポストハーベストの心配はありません。

ただ、そもそも栽培の時にどのくらい農薬を使用しているかわからないので、国産・外国産の小麦の良し悪しを一概に決めるのは難しそうです。

購入したホームベーカリーは【パナソニック SD-MT2-W】

パナソニック SD-MT2-W

6,000円くらいから3万円を超えるものまで色々あって悩んだ結果、購入したのはパナソニックのSD-MT2-Wです。

追記

今では、我が家で購入したものよりも新しい機種が発売されています。

  • Panasonic ホームベーカリー SD-MT3-W(発売日 2019年9月1日)
  • Panasonic ホームベーカリー SD-MT4-W(発売日 2021年9月1日)

少し下にリンクを貼ったので、興味のある方はそちらを見てみてください。

パナソニックのSD-MT2-Wを選んだポイントと妥協したポイントをあげてみます↓。

選んだポイント
  • オートメニューが38種類もあって楽しそう。
  • ごはんパンが作れる。
  • うどん・パスタ・餅・ジャム・甘酒などパン以外にも作れる。
  • ドライイーストが自動投入。
  • オートメニューでできる食パン ”パン・ド・ミ”はスキムミルク不要で美味しいパンが作れる。
筆者

たくさんあるオートメニューの中で結局1年間で使ったのは2種類だけ。

朝食のパンを作りたかっただけだから、今考えるとそんなに機能が充実してなくてもよかったかも。

でも子供達が大きくなったら、色んな機能を使って一緒にパンが作れて楽しいかもよ!

筆者

たしかに!それまで大事に使おう〜

妥協したポイント
  • 1.5〜2斤が焼きあがるタイプではなく1斤タイプ

本当は1度に1.5〜2斤焼けるタイプの方が作る頻度が減ってラクだと思ったのですが、1斤タイプと比べるとそれなりに価格も高くなるし、サイズ感も少し大きくなります。

キッチンの背面カウンターに置こうと思っていたので、できるだけ小さい方が良いかなと思ってそこは妥協しました。

筆者

はじめの2-3ヶ月はキッチンカウンターに出しっぱなしにしていましたが、料理の時に使うスペースが足りなくて、結局キッチン横の収納にしまって使うたびに出してくるスタイルで落ち着きました。

筆者

そうなると1.5〜2斤タイプでもよかったかな考えたりもしたけど、収納スペースのことを考えると我が家は1斤タイプでよかったです。

ホームベーカリーのメリット

  • 朝起きてパンの香りがすると豊かな気持ちになる。
  • 出来たてのパンは美味しい。
  • 添加物の心配がない。
  • コスパが良い。

我が家では寝る前に材料を入れて、起きる頃に出来上がるようにタイマーをセットしています。

朝起きるとパンのいい香りがしてそれだけで幸せな気分になります。

そして食べてみるとミミはしっかりしていて中はふわふわ、市販のパンよりもやっぱり美味しいです。

そして、材料は下記の通りとてもシンプル。(ホームベーカリーに付属のパン・ド・ミのレシピで作っています。)

  • 強力粉
  • バター
  • 砂糖
  • ドライイースト

余計なものが入っていないことと材料は全部自分で選べる安心感も美味しさに繋がっている気がします。

ドライイーストは危険!?

危険なものと誤解されがちですが、実際は安全なものです。

ドライイーストはパン作りに適した天然の酵母(イースト)を培養して乾燥させたもの。化学成分ではないので、安心して使えます。生地をふくらませたり、パンの風味を豊かにしてくれるパン作りになくてはならない材料です。

ではなぜ「危険」と誤解されることがあるのかというと、名前が似ている「イーストフード」と混同されるから。

「イーストフード」は「ドライイースト」とは全くの別物で、イーストの働きを活発にするための餌となる化学物質です。複数の種類があり、その安全性については専門家の中でも意見が別れているそうです。

ホームベーカリーのデメリット

我が家で感じる唯一、そして最大のデメリットは

  • 手間がかかる

ということ。

どのくらい手間がかかるかというと炊飯器でご飯を炊くのより少しめんどくさい感じです。

購入後しばらくは私が寝る前に材料をセットしていましたが、

下の子を出産直後はバタバタしていてホームベーカリーを使うのをやめようと思いました。

筆者

余裕がないから、ホームベーカリーやめて食パン普通に買おうと思う。。。

じゃあ俺がやるよ!
やっぱり朝は美味しいパン食べたいし!

夫にホームベーカリーをやめることを伝えると、そのままこれからのパン作りを引き受けてくれることになりました。

普段全く料理をしない夫なので、とっても意外。

面倒くささよりもパンの美味しさが勝ったようでそれ以来ずっと2日に1回、ホームベーカリーのセットを続けてくれています。

筆者

ありがたや〜

ホームベーカリーは音がうるさい?

ネットを調べてみると

口コミ

寝ている時に目が覚めるほどの大きな音がする。

口コミ

騒音と振動がすごくてマンションの下の階に響かないか心配。。。

などなど、色々とホームベーカリーの音に関するトラブルがあったので買う前は少し不安でした。

でも我が家が購入したものはほとんど音がしませんでした。

キッチンの隣に小さめのウォークインクローゼットを挟んで寝室がありますが、目を覚ましたことはありません。

洗濯機の音の方が断然大きいです。

音については機種によって差がありそうなので、気になる機種は口コミを調べた方が良さそうです。

ホームベーカリーはお得?市販のパンとのコストを比較

食パンの材料

我が家でホームベーカリーを使って作るパンのコストは138.6円

138.6円=材料費128.6円(8%税込)+電気代10円(近くの家電量販店で教えてもらった1回あたりの使用電気量の目安)

そしていつも買っていたpascoの超熟がうちの近所では大体182円(8%税込)。

43.4円ホームベーカリーで作った食パンの方がお得になります

詳しい内訳を下記に書いていきます。

ホームベーカリーでパン1斤を作る材料費

材料費は全部で128.6円(8%税込)。

それぞれの材料の詳細は下記の通りです。

材料(1斤)使用量材料費
強力粉250g63.2円
バター20g39.0円
砂糖15g12.4円
5g5.6円
ドライイースト1.4g8.4円
合計(8%税込み)128.6円

※小数点第2位を四捨五入しています。

※ホームベーカリー付属のレシピ通りなのですが、砂糖のみ少し減らしてアレンジしています。

材料の詳細
  • 強力粉…尾張製粉(1kg×3袋、758円)
  • バター…マリンフード(450g、878円)
  • 砂糖…てんさい糖(650g、538円)
  • 塩…青い海(500g、556円)
  • ドライイースト…カメリア(50g、301円)

※2019年購入時の8%税込価格です。

筆者

強力粉・バターはコストコ、ドライイースト・砂糖・塩は近くのスーパーで買いました。

ホームベーカリーでパン1斤を作る場合の電気代

電気代は近くの家電量販店で聞いてみたところ、約10円くらいとのこと。

ただし、使用する時間帯、気温、地域、電力会社によって異なるそうです。

ネットを一通り調べたところ、一般的にホームベーカリーを電気代は1回あたり8円〜20円くらいといわれることが多いです。

私が使っているPanasonicの公式サイトでは電気代の記載が見当たりませんでしたが、ホームベーカリーを販売しているsirocaでは、公式ホームページのよくある質問に下記のような記載もありました。

もちろんメーカーが違えば電力の使用量も違ってくると思うので、参考程度に考えてもらえればと思います。

ホームベーカリー:電気代はいくらですか?


電気代は下記の通りです。(1kWh あたり27 円で計算)
■SB-1D151
食パンメニュー:約5円

■SB-1D151以外の機種
食パンメニュー(1斤):約6円

引用元:siroca

【まとめ】ホームベーカリーを選ぶ3つのポイント

  1. オートメニューの多さだけで選ばない。
  2. 気になる機種の音の口コミを調べる。
  3. 置くスペースとサイズ、何斤焼けるものがいいかを吟味する。

【1】オートメニューの多さだけで選ばない。

ホームベーカリーを調べるとそれぞれに魅力的なオートメニューがあって迷ってしまいます。

我が家もそうでした。色々迷って38種類のオートメニューがあるものを選びましたが、購入後の1年間で実際に使用したのは2種類のみです。

これから子供が大きくなった時に朝食のバリエーションを増やしたり、一緒に作ったりするのを考えると色々できるのを買ってよかったと思いますが、今すぐには使いそうもありません。

オートメニューは多ければ多いほどいいような気がしてしまうものですが、今すぐに必要な機能と今後使いそうな機能を洗い出すことが大切。

自分に必要な機能が備わっているならば、オートメニューの数の多さよりもサイズ感、音の大きさの方が使い続けていくうえで重要なポイントかなと思います。

また、必要な機能がより美味しくできそうものを選ぶのも◎。

筆者

我が家もメインでつくりたい食パンが美味しく出来そうなものを選びました。

【2】気になる機種の騒音の口コミを調べる。

我が家で購入したホームベーカリーは1度の使用で5秒くらいカン・カン・カンと大きな音が響きますが、寝ている時に目が覚めてしまうほど大きな音ではありません。

振動はほぼゼロです。

でもネットで調べてみるとホームベーカリーの防音・振動対策の記事がたくさんあって悩んでいる人が多いことが分かります

なので集合住宅に住んでいる方や、寝室に近い部屋で作ることを想定している方は特に音について買う前に調べておくのがおすすめです。

筆者

うちもマンション住まいですが、近隣に響く心配がなくて安心して使えています。

【3】置くスペースとサイズ、何斤焼けるものがいいかを検討する

ホームベーカリーはキッチン家電の中でも大きめでスペースをとります。

筆者

想像していたよりも大きくて圧迫感が!!

我が家はキッチンカウンターに置くつもりで購入してしばらくそうしていましたが、料理に使うスペースが狭くなって不便だったため、キッチン横の収納スペースに移動して作るたびにキッチンに運んできています。

もし置き場所と値段を気にしなくていいならば、うちは2斤タイプを購入していたと思います。

筆者

2斤焼いて冷凍しておけば使う頻度が減ってラクそう。

ホームベーカリーを使える頻度や置き場所の広さなどのバランスをみて選ぶと良いかなと思います。

【追記】さいごに

【追記】ホームベーカリーを使い始めて約2年が経ちました。

最近は朝食にオートミールでグラノーラを作ったり、おにぎりを作ったり子供の希望でパン以外のレパートリーも増えてきましたが、相変わらずホームベーカリーも週に1度くらい使用しています。

子供たちもホームベーカリーのパンを気に入っているようで、まだまだこれからも使っていく予定なので、めんどくささはありますが買ってよかったかなと思っています。

美味しくて安心なパンを食べたいという方には、ホームベーカリーはやはりおすすめのアイテムだと思います。

筆者

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
Contents